#ミニシールド工法
硫化水素発生の仕組みとは?耐硫酸性下水道ミニシールド工法用「BSAC®セグメント」
2026年02月16日

ブログを閲覧頂き、ありがとうございます。クボタ建設です!
今回は、下水道管路で深刻化している「硫化水素による腐食問題」と、その解決策として開発された耐硫酸性下水道ミニシールド工法用「BSAC®セグメント」 についてご紹介します。
硫化水素発生の仕組みとは?
下水道管路では、嫌気性状態(酸素が少ない環境)になると、硫酸塩還元細菌が活動し、以下の化学反応で硫化水素(H₂S)が発生します。
SO₄²⁻ + 2C + 2H₂ → H₂S + 2HCO₃⁻
この硫化水素は水流の乱れや攪拌で気相中に放散され、さらに酸化されることで硫酸(H₂SO₄)に変化します。
H₂S + 2O₂ → H₂SO₄
硫酸はコンクリート中の水酸化カルシウムと反応し、二水石膏やエトリンガイトを生成。これがコンクリートの膨張・劣化を引き起こし、管路の破損や道路陥没など重大事故につながります。

出展元 国土交通省 下水道管路の全国特別重点調査(優先実施箇所)の結果について
そこで登場!BSAC®セグメント
クボタ建設と大和クレスが開発したBSAC®セグメントは、従来のRCセグメントに比べて耐硫酸性を大幅に向上させた製品です。
BSAC®の特徴
- 耐硫酸性・遮断性:硫酸による腐食を防ぎ、長寿命化を実現。
- 高強度:蒸気養生なしで材齢14日で45N/mm²以上の圧縮強度。
- 環境配慮:CO₂排出量を約57%削減。
- 品質保証:JSWAS A-7規格と同等の性能を保持。
どんな場所に最適?
- 落差・段差のあるマンホール付近
- 圧送管吐出し先
- 伏越し下流部など、硫化水素が発生しやすい箇所
まとめ
硫化水素による腐食は、下水道インフラの安全性を脅かす大きな課題です。
BSAC®セグメントは、その課題を解決し、長寿命化と維持管理コスト削減に貢献します。

